理想の教育棟・ZEBLOG

東京大学駒場キャンパス・理想の教育棟のZEB(Zero Energy Building)広報チームの活動レポートです。

理想の教育棟に入ってきました

公開日:2011年2月9日

投稿者:漆原 正貴

気づけばもう2月。

東大は試験期間を迎え、皆教科書片手にバタバタしています。

寒さも一向に和らぐ気配はありませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

今日は建設中の理想の教育等の内部を拝見してきました!

まず圧倒されるのはそのスケール感。

とにかく、廊下が広い! とても過ごしやすそうな空間です。

そして、様々な箇所に見えるZEBにの技術。

天井にパイプが走る中、間に見える放射冷暖房のための放射パネル。

窓に取り付けられた、近未来的な可動式ルーバー。

まさに完成しつつある理想の教育棟の姿に、少し感動してしまいました。

今までは文字で読み、写真で理解しただけのZEB技術ですが、実際に目にすると予想以上のインパクトがあります。

ルーバーが動く様子は外からも眺められたのですが、これを初めて見た人はみんな驚くでしょう。

理想の教育棟、ますます完成が楽しみになってきました。

駒場の皆さんは、是非ご期待下さい。

 

(文・漆原)

あけましておめでとうございます!

公開日:2011年1月7日

投稿者:漆原 正貴

皆様、あけましておめでとうございます!

2011年は理想の教育棟が完成する記念すべき年になる(はず)です。

私たちもZEBの技術をどんどん発信していきますので、

本年も何卒よろしくお願いします。

 

さて、お正月といえば、やっぱりこたつにみかん。

一度入ったら抜け出せないこたつの魅力は、恐るべきものがありますね。

ところで、このこたつ。実は理想の教育棟に導入されるとある技術と、少しつながりがあるのです!

それは”放射冷暖房システム”。

 

通常のエアコンは、空気を温めて、その空気を送風することで部屋を温めます。

しかし、こたつは電熱線を温めるだけで、空気を送ることはしません。熱が直接空気を媒介して伝わるのです。

実際こたつはエアコンよりも電力を使わない、エコな暖房です。

放射冷暖房と聞いてなかなかイメージが掴みづらい方は、

こたつに入ってのんびりすれば、なんとなく感じがわかるかもしれません。

 

まだまだ寒い時期が続きますが、皆様お気をつけてお過ごしください。

(文・漆原)

理想の教育棟と太陽

公開日:2010年12月13日

投稿者:野崎

こんばんは、野崎です!

最近すっかり冬になって寒いですね(>_<)

この間、空きコマにクラスの友達と会ったのですが、生協購買部の前がひなたになっていてじんわりあたたかく、結構長い間立ち話してしまいました。太陽ってすごいなあ・・・

さて、今回はそんな太陽がZEBにどのように取り入れられているかをご紹介したいと思います!

太陽が関わるZEB技術は、太陽光発電・パッシブソーラー・自然光活用調光の3つです。

太陽光発電は皆さんご存じだと思いますが、パッシブソーラーということばはあまり知られていないと思いますので、少し詳しくご説明したいと思います。

パッシブソーラーとは、太陽光発電のように動力を使って太陽エネルギーを取り入れるのではなく、太陽エネルギーをより自然のまま取り入れて利用するシステムです。動力源が不要なためコストの割に高い効果を得られる、廃熱・排気が出ないため地球環境への負荷が小さいといったメリットがあります。

理想の教育棟では、冬には昼間の日射熱を床に蓄熱する一方、夏には気温の低い夜間に換気して天井内および基礎部分を冷却します。こうすることで、冷暖房に用いるエネルギーを削減できるのです。

ちなみに、太陽光発電などの動力を利用したソーラーシステムをアクティブソーラーといい、パッシブソーラーと対応する用語として使われています。

最後に自然光活用調光についてです。理想の教育棟の照明は照度センサーがついており、自然光の強さに応じて自動調光します。太陽にできるだけ明るさを任せるわけです。

このように、理想の教育棟では太陽エネルギーを最大限利用して電力消費を抑えるしくみになっています!

ZEB技術は太陽を利用するもの以外にも色々あるので、次回の記事でまたお伝えします♪

(文・野崎、イラスト・藤山)

ディスカッション!

公開日:2010年11月29日

投稿者:間下 大樹志

本日は、生産技術研究所・野城研究室、企業の方々との意見交換会を行いました。

環境学習をする上で助けとなる、インターフェースについてです。

こういうものはメーカー側だけでなく、学生の意見も取り入れるべきだということで、

僕たちZEB班が学生側の代表として参加させていただきました!

企業の方からは、すでに企業内で実践されているエコ活動に対するポイント制度などが紹介され

理想の教育棟での応用可能性について白熱した議論が展開されました。

駒場生の習性を普段肌身で感じている学生たちが、アイデアを出し合うこと2時間。

現実を見据えながら、様々な理想について考えを巡らす有意義な時間でした。

このように、学生とともに作り上げられている理想の教育棟。

ZEBのwebページ完成も間近です。ご期待下さい!

(文・漆原、間下 写真・栄田)

Green Device 2010に行ってきました!

公開日:2010年11月29日

投稿者:間下 大樹志

はじめまして、文科三類1年の野崎怜香です!

11月12日に、カメラマンの間下くんと2人で幕張メッセに行ってきました!

お目当てはもちろん、鉄オタ・間下くん待望の“鉄道技術展2010”!…ではなく(笑)、

“Green Device2010”です!画像が壊れています。

幕張メッセの大きな展示場いっぱいに企業や県などの団体がブースを出して、
環境にやさしい建物をつくるための技術や商品をPRしていました。

画像が壊れています。

その中に、理想の教育棟のZEBに大きく関わっている東大の野城研究室が、

横浜市と共同ブースを出されるということで、見学に行ったのです。

その内容は、ZEBにも導入されるAI(人工知能)、学ぶクンについてです!

学ぶクンは、目に見えないエネルギー利用やCO2の排出量・環境負荷を測定して表示し、そこから自ら予測・学習して、照明や冷暖房を地球環境と人間の暮らしに最適な状態に自動制御してくれます。

実は、学ぶクンはローソンや横浜市のいくつかの施設にすでに実験的に導入されています。

今回はその成果をまとめたパネルや、AIの本体の展示を見せていただきました。また、パソコンでリアルタイムの施設のデータを閲覧させていただきました。

こんな小さなAIが理想の教育棟のZEBを司るのだなあと思うと、とってもわくわくしました!

ほかにも、薄膜型太陽光発電やLED照明などのさまざまな環境技術を目にすることができて、とても楽しい1日となりました。

さて、ここで質問です。

実はローソンや横浜市の施設に導入された学ぶクンと、理想の教育棟に導入される学ぶクンとでは、少し違う点があるのですが、それはなんでしょうか??

その答えは、また次の機会に書きたいと思います。お楽しみに!
ヒントは、理想の「教育」棟。

(文・野崎 写真・間下)

はじめまして!

公開日:2010年11月18日

投稿者:漆原 正貴

はじめまして!

理想の教育棟ZEB班リーダーの漆原正貴です。

このブログでは、理想の教育棟ZEB班のメンバーが、

学外の施設に見学に行って学んだこと、

各自でZEBについて調べたことを、

みなさんにわかりやすくお伝えしていきます。

これから先、驚きのZEB情報が続々登場する予定です!

楽しみにお待ちください。

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