2015年Aセメスター 学術フロンティア講義
公開日:2015年9月24日
投稿者:sakaguchi
ダイバーシティデザイン講座
多様性社会を知る〜違いを認め合う社会づくり
公開スピンアウトシンポを行います
2016年1月9日(土)、アメリカLGBT活動の現在 IVLP東京報告会と題しましてスピンアウトシンポジウムを行います。学生・教育関係者、企業の方、一般の方など多数のご参加をお待ちしています。シンポジウムの後には情報交換会も行います。
ご関心お持ちの方、ぜひ駒場Iキャンパス 21KOMCEE WESTまでお越しください!
通常授業は終了しました
初年次教育部門では、2015年Aセメスター、「ダイバーシティデザイン講座:多様性社会を知る〜違いを認め合う社会づくり」として学術フロンティア講義を開講します。
ダイバーシティやインクルージョンといった言葉で何をイメージしますか?世界で類を見ない少子高齢化の加速にともない、女性が家族を持ちながら働くことのできる環境づくりや、外国人労働者の招聘、留学生の定着推進が真剣に議論されています。
こうした動きに対し、国際企業では人口の約5%ほどを占めるセクシュアルマイノリティや、障がいを持つ人材、高齢者、経歴やキャリアプランの異なる人々がともに働くことが、創造性の向上や収益の増加につながるという考え方が一般的になってきています。より良いダイバーシティ社会を作るにはどのような課題があるのか、実際に活躍している多様な人々のお話を聞きながら一緒に考えてみませんか。
日本の組織や政府のダイバーシティ推進事業では、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスセクシュアルの頭文字を取ったセクシュアルマイノリティの総称)に関してはこれまであまり取り上げられてきませんでした。しかし実は学生の中にも当事者の多い、とても身近な問題です。皆さんが将来活躍するグローバルな舞台では、LGBTインクルーシブな経営やLGBTマーケティングが積極的に取り入れられていることが予想されます。また、教育や行政に携わることを考えている人にとっても、今後は外せない視点となっていくでしょう。
さまざまな理由で「障がい者」と分類され、学業や就業の選択肢が狭められている人たちがいます。しかし適切なサポートを得ることによって個性や能力を開花させ、活躍している人たちも少なくありません。いろいろな個性を持つ人が自分らしく生きやすい社会とするために、障壁となっているものは何か議論してみましょう。
国内・国外を問わず、経済的な困難のために教育や活躍の機会を奪われている人は多くいます。また、平均寿命が80代から90歳に達するとされるこれからの時代、私たちがどのように生き生きとものごとに挑戦し続けられるかは大きな課題です。人間の可能性を、周囲の環境や先入観によって潰さないためにはどのような工夫をしたらよいか考えてみましょう。
各界で活躍中のゲストスピーカーが続々いらっしゃいます。
東京大学学内者であれば、非履修者の学生や教職員も聴講いただけます。
ゲストスピーカー
駒場Iキャンパス18号館ホール
授業担当
坂口菊恵 連絡先
駒場Iキャンパス101号館17室
TEL 03-5465-8839/03-5454-4097