駒場で「食」を考える・全学自由研究ゼミナール

東京大学教養学部のゼミ『駒場で「食」を考える』から情報を発信するWebサイトです。

ルベソンベール(乾杯)!

公開日:2010年11月30日

投稿者:kawahara

はい このゼミ唯一の2年長老川原佑也です。キリンさんの支援のもと先日大学にあるフレンチレストラン、ルベソンベールでランチしてきました。ちなみにルベソンベールって「乾杯」って意味らしいですよ。

私が食べた物はステーキフリット。800円のランチメニューを横目で見ながら躊躇無く頼んだステーキフリット(1800円)。すごかったです。大きな牛のステーキに大量のフライドポテト。どこのアメリカ料理かと思うほどのボリュームたっぷりで、来た瞬間顔がにやけました。先生の話ではフランスの一般的な喫茶店のメニューらしいです。日本でいうところのカツカレーかな。

まあ私の食べたものの話はどうでもいいんですが本題に入ってルベソンベールが駒場にどういう影響をあたえているのかを書きます。外観は結構風格漂う感じで学生がほいほいと入れるような雰囲気ではないんですが中に入ると採光も良く明るい感じで子供連れのお客さんがたくさんいました。値段も800円ならバイト代が入ったら友達連れで行けるかなという感じなんですが学生の姿はありませんでした。振り返って自分が大学入ってからルベソンベールで昼飯食べようと思ったことがあったかなって考えるとほとんどないですね。英語一列のビデオを見て一時期クラスで話題になったこともありましたが、3限の授業を考えるとゆっくりとレストランで食べている暇はなくまた時間がある時でも友達と集まって何かすることを考えると食堂の方が良かったり。

普段の日常生活で恒常的に学生が使うのは厳しいかもしれませんが特別な日のためとなるとがらりと変わります。なんでも事前に連絡をしていれば要望に合わせて料理を出してもらえるのです。アレルギーとか独自の食文化の理由で食べられないものを使わないのはもちろん、その日の目的に合わせて卒業式だったりサークルの代替わりだったりした場合それに合わせて料理を作ってもらえるそうです。そうした取り組みをシェフがしてくださるのも食事を単に栄養の補給と考えずに一つの文化だと考えていらっしゃるだからだそうです。普段は教室で慌てて弁当をかき込んだり食堂でみんなとわいわいやっていても、特別な日にシェフがつくった特別な料理をみんなで楽しむってのも良いものかもしれませんね。

駒場でフレンチ!

公開日:2010年11月24日

投稿者:野崎

はじめまして、食ゼミ学生中、紅一点の野崎です(^^)

といっても、学生自体が4人ですが・・・(笑)

さて、11月18日のお昼に、食ゼミメンバーでルヴェソンヴェール駒場に行ってきました!

ルヴェソンヴェールは駒場キャンパス正門を入って左に曲がり、ずっと進んだところにあるフレンチレストランです。キャンパス内にあるものの、なんとなく敷居が高い気がして入ったことがなかったのですが、今回は授業の一環ということで初めて食べに行きました。

行ったのは午後1時ごろだったのですが、女性を中心にけっこうお客さんが入っていました。

ただ、やっぱり学生らしき人はあまりいなかったように思います。

メニューを見ると、ランチは800円の日替わりでA-肉、B-魚、C-パスタの三種でした。

学生には昼食に800円は少し高い気がしますが、たまには友達同士でランチしに来るのも悪くないと思いますよ!

とはいえ、この日は授業ですし、先生から好きなものを頼んでよいと言われたので(笑)

ブランダード(¥1300)という白身魚を使ったグラタン風のお魚料理と、

イチジクのコンポートとバニラアイスクリーム(¥500)

をいただきました!

ブランダード写真

ブランダードはフランスでは家庭やカフェでもよく食べられるメニューだそうです。

初めて食べましたが、とっても美味しかったです!

デザートをいただきながら、シェフにお話を伺いました。

ルヴェソンヴェール駒場には、キャンパス内という立地上、大学の見学や会議のため訪れる外部の方も多く、国際化が進む昨今は外国から来た方も多くいるそうです。多様なお客さんのなかには、イスラム教の教義で豚肉が食べられない方や、ベジタリアンの方、またアレルギーをお持ちの方もいるそうです。

その方々に対応するため、どこまでならOKでどこからがNGかをきめ細やかに訊ね、それに合わせて料理をつくることも多いとか。

イスラム教の食事に関する規定はとても厳しいので有名ですが、食べるのを許されている「お祈りをしてから殺した鶏や牛」の中でも、お祈りの強さの度合いで段階に分かれていて、それも指定があれば手に入れて料理に使うそうです。

本当に相手に合わせた料理を作ろうと尽力なさっているのですね。

野菜だけのフルコースを出したこともありますよ!」と楽しそうにおっしゃるシェフに、

料理人としてのプロ意識と、料理で人を幸せにすることへの愛を感じました(^^*)

明日のお昼はルヴェソンヴェール駒場に行ってみてはいかがですか?

(文・写真:文科三類1年、野崎怜香)