理想の教育棟・ZEBLOG

東京大学駒場キャンパス・理想の教育棟のZEB(Zero Energy Building)広報チームの活動レポートです。

10月27日(第4週)コクヨとのグループワーク@駒場

公開日:2011年10月27日

投稿者:sakaguchi

きょうは、コクヨの方々+生産技術研究所野城研の院生さんがゼミにいらっしゃいます。

駒場KALSや21 KOMCEEのアクティブラーニング用の机・椅子やホワイトボードはコクヨの製品です。
野城研究室は21 KOMCEE建設計画のZEB(Zero Energy Building)実証事業としての側面にこれまで携わってきました。中でも、さまざまな省エネ技術をコンピュータ管理し、どこでどれだけ効率よくエネルギーが節約できているかモニタリングするAI(人工知能)の開発が特色です。

21 KOMCEEのスタジオ教室の入り口の所に小さな液晶パネルがあることに気付いた方もいるかもしれません。
これは21 KOMCEEに導入されているビル・マネージメントシステム(BMS)のインターフェースであって、AIには「学ぶクン」という名前がつけられています。21 KOMCEEでは随所に温度や照度、湿度などをモニタリングするセンサーが備え付けられており、そうした環境パラメータに応じて省エネルーバーや空調、照明をどのように自動制御すると、快適な状態を維持しながら効率よく省エネルギー化が達成できるかAIが学習していきます。

学習するのはAIだけではありません。「学ぶクン」は収集した環境パラメータをもとに、教室を使用する人たちに環境に配慮した最適な行動を提案する機能を組み込むことが予定されています。学生にうったえかけるコンテンツとしてはどのようなものを用意したらよいか、グループでディスカッションし、発表していきます。

理想の教育棟 現場潜入レポート!

公開日:2011年2月9日

投稿者:野崎

駒場はただいま冬学期の試験期間。
ちょうど昨日、自分が受けるべき試験がすべて終了してほっとしている野崎です。

さて、漆原さんの記事にもありましたが、理想の教育棟の工事現場を見学させていただきました!
貴重な写真もたくさん撮らせていただいたので、何枚かご紹介しようと思います。

こちらは、事務所で見せていただいた三層ガラスです。
中は真空になっていて、とても重く、普通のガラスよりもずっと高価なものだそうです。
この厚みで断熱効果を高めるわけですね!


続いて、節電効果が高いと言われるLED照明です。
理想の教育棟の照明はすべてこれと同様のLED照明が使用されます。


こちらは太陽光発電パネルです!
これが理想の教育棟屋上に設置されることになります。

こちらは工事中の天井です。

見えづらいかもしれませんが、手前から奥へ縦にはめ込まれているのがLED照明で、
横長にはめ込まれている穴の開いた板が、放射冷暖房システムの金属パネルです。
このパネルを、地下水の熱を利用して適切な温度に保つことで、空調を調節するんですね。

最後にこちらが、窓に取り付けられた可動式ルーバーです。

右側に閉じた状態のルーバーが何枚かあり、
左側のルーバーは回転して開いているのが分かるでしょうか?
このルーバーの開閉によって、取り入れる太陽光の量を調節できるのです。

私は今日、実際に目の前で動くのを見ることができて感激でした!

このような最新の設備が整った理想の教育棟、完成がますます楽しみになりました。

そしてもうひとつ印象的だったのが、現場でたくさんの方々が作業されていたこと。
大勢の人が関わって、この理想の教育棟はつくられていくのだなあと実感しました。

現場に入らせていただく貴重な機会をいただけて、感謝感謝です!

(文・野崎)

 

 

 

 

理想の教育棟と太陽

公開日:2010年12月13日

投稿者:野崎

こんばんは、野崎です!

最近すっかり冬になって寒いですね(>_<)

この間、空きコマにクラスの友達と会ったのですが、生協購買部の前がひなたになっていてじんわりあたたかく、結構長い間立ち話してしまいました。太陽ってすごいなあ・・・

さて、今回はそんな太陽がZEBにどのように取り入れられているかをご紹介したいと思います!

太陽が関わるZEB技術は、太陽光発電・パッシブソーラー・自然光活用調光の3つです。

太陽光発電は皆さんご存じだと思いますが、パッシブソーラーということばはあまり知られていないと思いますので、少し詳しくご説明したいと思います。

パッシブソーラーとは、太陽光発電のように動力を使って太陽エネルギーを取り入れるのではなく、太陽エネルギーをより自然のまま取り入れて利用するシステムです。動力源が不要なためコストの割に高い効果を得られる、廃熱・排気が出ないため地球環境への負荷が小さいといったメリットがあります。

理想の教育棟では、冬には昼間の日射熱を床に蓄熱する一方、夏には気温の低い夜間に換気して天井内および基礎部分を冷却します。こうすることで、冷暖房に用いるエネルギーを削減できるのです。

ちなみに、太陽光発電などの動力を利用したソーラーシステムをアクティブソーラーといい、パッシブソーラーと対応する用語として使われています。

最後に自然光活用調光についてです。理想の教育棟の照明は照度センサーがついており、自然光の強さに応じて自動調光します。太陽にできるだけ明るさを任せるわけです。

このように、理想の教育棟では太陽エネルギーを最大限利用して電力消費を抑えるしくみになっています!

ZEB技術は太陽を利用するもの以外にも色々あるので、次回の記事でまたお伝えします♪

(文・野崎、イラスト・藤山)