理想の教育棟と太陽
公開日:2010年12月13日
投稿者:野崎
こんばんは、野崎です!
最近すっかり冬になって寒いですね(>_<)
この間、空きコマにクラスの友達と会ったのですが、生協購買部の前がひなたになっていてじんわりあたたかく、結構長い間立ち話してしまいました。太陽ってすごいなあ・・・
さて、今回はそんな太陽がZEBにどのように取り入れられているかをご紹介したいと思います!
太陽が関わるZEB技術は、太陽光発電・パッシブソーラー・自然光活用調光の3つです。
太陽光発電は皆さんご存じだと思いますが、パッシブソーラーということばはあまり知られていないと思いますので、少し詳しくご説明したいと思います。
パッシブソーラーとは、太陽光発電のように動力を使って太陽エネルギーを取り入れるのではなく、太陽エネルギーをより自然のまま取り入れて利用するシステムです。動力源が不要なためコストの割に高い効果を得られる、廃熱・排気が出ないため地球環境への負荷が小さいといったメリットがあります。
理想の教育棟では、冬には昼間の日射熱を床に蓄熱する一方、夏には気温の低い夜間に換気して天井内および基礎部分を冷却します。こうすることで、冷暖房に用いるエネルギーを削減できるのです。
ちなみに、太陽光発電などの動力を利用したソーラーシステムをアクティブソーラーといい、パッシブソーラーと対応する用語として使われています。
最後に自然光活用調光についてです。理想の教育棟の照明は照度センサーがついており、自然光の強さに応じて自動調光します。太陽にできるだけ明るさを任せるわけです。
このように、理想の教育棟では太陽エネルギーを最大限利用して電力消費を抑えるしくみになっています!
ZEB技術は太陽を利用するもの以外にも色々あるので、次回の記事でまたお伝えします♪
(文・野崎、イラスト・藤山)