6月30日・内見してきました!
公開日:2011/06/30
投稿者:sakaguchi
私が理想の教育棟の内部に入るのは、昨年の12月末以来です。
内装ができてきてからははじめてです。現在は電気系統の配線ができてきたところで、機材もまだ設置されていないものが多いですが、内部の様子を一足先にご覧下さい!
これは地下1階、オープンスペースアリーナ横の前の広間(ホワイエ)です。
カフェテリアに導くように照明が配置されているんですね。
奥にはカフェテリアの厨房が見えています。
たくさん集まると、こんな感じです。一つ一つは、小さいんですね。
こちらがオープンスペースアリーナに設定されている照明オブジェ「輝迸(きほう)」です。
外の景色とマッチしていてきれいですね。
これがレクチャーホールの中です。収容人数は18号館ホールより少し少なめ(固定席215席+スタッキングチェアー)で、室内が明るくても液晶プロジェクターの画像がくっきり見えるジェットブラックスクリーンを設置しています。
スピーカーはまだ付いていないようです。
床の金属の円盤の中にはコンセントが収納されていて、電源を取ることができます。
スクリーンが上がっていれば、レクチャーホールから地下広場を見渡すことができます。
戸を開けて外に出ることができるんですね。
地下1階ホワイエに設置されているエコ見える化ディスプレイです。ほんの少しですが、左右に動かすことができます。
理想の教育棟のコンセプトの一つである「ZEB (Zero Energy Building)」にもとづき、建物の消費・発電電力や節電状況のデータが表示される予定です。
オープンスペースアリーナにも2面ディスプレイがあります。
DVDを映したり・・・
ウェブサイトを表示したり。
あらかじめ特定の機器を備え付けてあるのではなく、使用者が持って来た機器をなんでもつなげるように配慮されています。
こちらはM.M.ホールを下から見上げたところです。横にシンボル・ツリーのクスノキが見えます。
全体的にはこんな感じです。外の景色がきれいですね。
ただこのホールはガラス張りなだけに、空調無しでは少々蒸し暑かったです。
次に続きます!
(文と写真: 教養教育高度化機構 チーム形成部門 坂口菊恵)
ホール試験点灯
公開日:2011/05/21
投稿者:naokitone
5月20日の19時ごろから、ホールの照明が試験点灯されました。
今までに見たことのないような形の照明に、どのようになるのか施工の段階から気になっていました。
ここから点灯の様子をお伝えします。
全面ガラス張りのホール。美しい照明が目を引きます。
天井から吊るされた円形の照明に、側面から上方を照らすカラフルな照明が調和し、芸術的な趣を呈しています。
夕暮れのキャンパスで刻々と色の変化する様子に、多くの学生が足を留めて見上げていました。
なお、「理想の教育棟」では、全館で省エネルギーの LED 照明が採用されています。
照明を含めた ZEB 技術については、本サイトのこちらをご参照下さい。
また、照明をデザインされた石井さんの特別インタビューも公開されています。ご一読をお勧めいたします。
最後に、照明の変化する様子を動画で撮影しましたのでご覧下さい。
(音が出ます)
(写真・文 刀根直樹)
建物工事完成間近
公開日:2011/05/15
投稿者:hayashi
5月に入り、理想の教育棟の建物の工事が完成間近です。先週は工事用のフェンスが取り除かれて、日曜日には舗装工事が行われほぼ建物の外観は完成する予定です。その後は、電気設備などの内装工事が行われる予定です。
「理想の教育棟」という名前に注目されがちな建物ですが、その建築計画には東京大学駒場地区キャンパス計画に基づいて工事が実施されています。
■駒場地区キャンパス計画要綱によれば、駒場Ⅰキャンパス整備には4つの目標があります。
1.最先端の教育研究施設の整備
教育・研究の高度化に対応した最先端の施設・設備を擁する最適の大学キャンパスを実現する。
2.「開かれた大学」の理念の具体化
都市の一部としての大学の存在意義を認識し渋谷の文化ゾーンに隣接するという駒場Ⅰキャンパスの特性を活かして、学生・教職員の福利厚生を図りつつ、一般社会の文化的関心に大学として適切に応えるため、必要な整備を行う。
3.恵まれた自然環境の活用
武蔵野の面影を残す林、清涼な湧き水など恵まれた自然環境を最大限活用するとともに、この自然環境を基にして外部空間の骨格の整備を図る。
4.合理的更新システムの確立
アカデミック・プランの将来の発展に伴い必要となる施設計画の実現を可能とする建築面積の余裕を確保するとともに、教育研究活動を支障なく継続しつつ、必要に応じて絶えず施設の更新を可能とするシステムを確立する。
これらの目標がどのように実現されていくのか、大学に所属する人々が考えることが大切だと思います。
東京大学「キャンパス計画要綱」の施行について(平成22年10月1日)
http://www.u-tokyo.ac.jp/fac03/b07_02_j.html
(文と写真:林一雅)
新年度を迎えて
公開日:2011/04/24
投稿者:naokitone
建設状況ブログの更新間隔が開いてしまったことをお詫び申し上げます。
平成23年度を迎え、駒場キャンパスにも多くの新入学生が通い始めました。サークル勧誘の声も賑やか、キャンパスは4月らしい雰囲気に包まれています。
「理想の教育棟」の工事は進み、建物自体の完成も近づいてきました。今年度の冬学期から授業に使用される予定とのことです。(※多くの大学でいう「前期(4月~)」「後期(10月~)」を本学では「夏学期」「冬学期」と呼んでいます。)
写真を撮影していると、友達と談笑しながら「理想の教育棟」を見上げる学生の姿を時おり見かけます。授業で使う日が楽しみになってきます。
(写真・文は総合文化研究科・修士課程の刀根直樹が担当しました。1月中旬ころから写真撮影係として関わらせていただいております。写真は「理想の教育棟」Webサイトのギャラリーページでご覧になれます。)
11月19日・駒場というところ
公開日:2010/11/19
投稿者:Yasutaka Eida
駒場キャンパスの銀杏並木も色づいてきました。年に一度の駒場キャンパスの一大イベント「駒場祭」も2日後に控えています。
駒場祭で自分が受け持つ企画がある学生も多いのでしょう。キャンパスの空気も心なしかそわそわしています。
今日は、理想の教育棟が建つ東京大学駒場キャンパスを少しだけ紹介します!
駒場キャンパスは、東京大学に入学した1,2年生全員、そして教養学部と理学部数学科に進学した3,4年生と大学院生が通っています。
留学生の数も多く、キャンパスのあちらこちらで英語や中国語、韓国語など、いろんな言語が飛び交っているのに出くわします。
そんな駒場のメインストリートは、生協があるコミュニケーションプラザから東西に一直線に伸びるこの銀杏並木です。見た目は実に美しいのですが、銀杏のにおいという現実に直面した学生からは「臭い」という感想が少なからず漏れてきます(笑)
理想の教育棟が建つ予定の敷地は、この銀杏並木の東端(コミュニケーションプラザの隣)に位置しており、正門からだと多少距離があります。
しかし、先日から建設現場に高いクレーンが入っているおかげで、正門からそのクレーンの先端を見ることが出来るようになりました。
ということで、正門と理想の教育棟の位置関係がよくわかると思いますので、今日は正門の写真を載せておきますね! (右写真)
(写真と文・栄田康孝)
11月15日・冷たい雨の日
公開日:2010/11/15
投稿者:Yasutaka Eida
11月も半ば。だんだんと気温が下がり、街にはクリスマスイルミネーションも輝き始める時期です!
今回も前回に引き続き、建設現場南側からの撮影です。
今日は夕方から雨になりました。
撮影したのは午後4時頃。降り始めたばかりだったので、作業員の皆さんもレインコートを着ていません。
工事終了時間は午後5時。このまま作業を続けるか、雨具を着用するか悩ましいところだったかもしれませんね。
日が暮れるに従って見えにくくなる足元。そして、雨で滑りやすくなる手元。こういった環境が変化してすぐの時期は普段より事故が起こりやすいと言われています。電動のこぎりを使って板を切る作業員さんの手つきも慎重です。
理想の教育棟プロジェクトで中心的に活動しておられる、教養学部の永田敬先生のインタビューが行われました。理想の教育棟が目指す授業の姿など、具体的なお話を聞くことができ、楽しいひとときになりました。
インタビューの模様は、まもなく公開される理想の教育棟の公式ホームページに掲載される見込みです。お楽しみに!
(写真と文・栄田康孝)