ホール試験点灯
公開日:2011/05/21
投稿者:naokitone
5月20日の19時ごろから、ホールの照明が試験点灯されました。
今までに見たことのないような形の照明に、どのようになるのか施工の段階から気になっていました。
ここから点灯の様子をお伝えします。
全面ガラス張りのホール。美しい照明が目を引きます。
天井から吊るされた円形の照明に、側面から上方を照らすカラフルな照明が調和し、芸術的な趣を呈しています。
夕暮れのキャンパスで刻々と色の変化する様子に、多くの学生が足を留めて見上げていました。
なお、「理想の教育棟」では、全館で省エネルギーの LED 照明が採用されています。
照明を含めた ZEB 技術については、本サイトのこちらをご参照下さい。
また、照明をデザインされた石井さんの特別インタビューも公開されています。ご一読をお勧めいたします。
最後に、照明の変化する様子を動画で撮影しましたのでご覧下さい。
(音が出ます)
(写真・文 刀根直樹)
建物工事完成間近
公開日:2011/05/15
投稿者:hayashi
5月に入り、理想の教育棟の建物の工事が完成間近です。先週は工事用のフェンスが取り除かれて、日曜日には舗装工事が行われほぼ建物の外観は完成する予定です。その後は、電気設備などの内装工事が行われる予定です。
「理想の教育棟」という名前に注目されがちな建物ですが、その建築計画には東京大学駒場地区キャンパス計画に基づいて工事が実施されています。
■駒場地区キャンパス計画要綱によれば、駒場Ⅰキャンパス整備には4つの目標があります。
1.最先端の教育研究施設の整備
教育・研究の高度化に対応した最先端の施設・設備を擁する最適の大学キャンパスを実現する。
2.「開かれた大学」の理念の具体化
都市の一部としての大学の存在意義を認識し渋谷の文化ゾーンに隣接するという駒場Ⅰキャンパスの特性を活かして、学生・教職員の福利厚生を図りつつ、一般社会の文化的関心に大学として適切に応えるため、必要な整備を行う。
3.恵まれた自然環境の活用
武蔵野の面影を残す林、清涼な湧き水など恵まれた自然環境を最大限活用するとともに、この自然環境を基にして外部空間の骨格の整備を図る。
4.合理的更新システムの確立
アカデミック・プランの将来の発展に伴い必要となる施設計画の実現を可能とする建築面積の余裕を確保するとともに、教育研究活動を支障なく継続しつつ、必要に応じて絶えず施設の更新を可能とするシステムを確立する。
これらの目標がどのように実現されていくのか、大学に所属する人々が考えることが大切だと思います。
東京大学「キャンパス計画要綱」の施行について(平成22年10月1日)
http://www.u-tokyo.ac.jp/fac03/b07_02_j.html
(文と写真:林一雅)