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東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属
教養教育高度化機構初年次教育部門

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PAST CLASSES 2012


2012 夏学期

グローバル時代をどう生きるか:プロフェッショナルが語る新たな可能性

テーマ講義
担当教員:真船 文隆

授業担当:江川雅子(東京大学理事)・真船文隆・岡田晃枝

「グローバルに活躍することを考えない者は、日本の中ですら活躍できない。今はそういう時代だ。」「ごく近い将来、日本の中で就職するにしても、そのポストを外国人を含めた候補者で競うような状況が一般的になるだろう。」これらは昨年度の本授業で講演者が発した言葉である。

東大に入学してきた皆には、グローバル時代を生き抜くのに必要な力を東大に在籍している間に身につけてほしい。そして、「日本」という枠にとらわれず、できるだけ高く、大きく、広いステージにチャレンジしてほしい。そのために、世界を相手に活躍している各界のプロフェッショナルを迎え、キャリアについて、自分について語ってもらうテーマ講義を開講する。国際機関の職員、世界的な企業のリーダー、海外で活躍する研究者など多彩な講 演者を予定している。海外での仕事を目指している学生だけでなく、自分の将来像を模索中の学生にもぜひ履修してもらいたい。将来の選択肢を広げるヒントが必ず見つかるはずだ。

  • 講義内容はこちらのページをご覧下さい。
Key words

グローバル、キャリア、国際機関、国際NGO、留学


ブランドデザインスタジオ

全学自由研究ゼミナール
担当教員:真船 文隆・原 和之

東京大学×博報堂ブランドデザインスタジオ

東京大学×博報堂ブランドデザインスタジオのサイト

“early exposure”の一環として、大学にいながら「社会」に触れる機会を目指した特別教育プログラムです。参加者の皆さんが今後、広く社会一般で活用し得る「共創」の手法を、「21 KOMCEE (理想の教育棟)」を舞台に学んでもらいます。

「共創」の手法とは、講義などの一方的な知識伝達スタイルではなく、メンバー自ら「参加」「体験」し、グループの相互作用の中で何かを学びあい、創出し、合意形成していくスタイルのことをさします。
この全学体験ゼミナールでは、社会性の高いソーシャルブランディングテーマを設定し、教養学部前期課程在籍の学生と一般企業や行政組織などに所属する社会人メンバーが一緒になってプロジェクトチームを結成し、様々な「共創」手法を駆使しながら、与えられたテーマに対しての課題解決アイデアを創出します。この講座を通じて「共創」手法を習得してもらうことはもちろん、コミュニケーション、プレゼンテーションといった力も一緒に身につけてもらい、参加者の皆さんの今後の学生生活、社会生活の幅をより広げてもらうきっかけになればと考えています。

Key words

共創、ソーシャルブランディングテーマ、課題解決アイデア、コミュニケーション、プレゼンテーション


平和のために東大生ができること
―冷戦を知らない世代が作る軍縮教育モデル

全学自由研究ゼミナール
担当教員:岡田 晃枝

戦争を知らないどころか、核戦争に巻き込まれる危険が真剣に議論されていた冷戦すら過去のものとなってから生まれた世代は、戦争体験や被爆証言をどのように受け継いでゆけばよいのか。特定の国民・民族・個人の歴史証言を記録する意味とは何か。そしてそれは世界の平和に寄与するものたりえるのか。このゼミでは軍縮と平和について、感情論に陥らず、イデオロギー色をできるだけ排して、学び合い、語り合う。

Key words

軍縮、軍備管理、戦争と平和、NPT、CTBT、安全保障


中央アジア散歩

全学自由研究ゼミナール
担当教員:岡田 晃枝

中央アジアはシルクロードの要所に位置し、「文明の十字路」とも呼ばれたところである。ソ連が崩壊し、中央アジア諸国(ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)が主権国家として国際政治の舞台に登場してから約20年。内戦や「革命」といった大きな政治的混乱やソ連の負の遺産としての重大な環境破壊などに苦しみながらも5カ国それぞれのやり方で国家を建設してきた。これらの国々、そしてこの地域について、政治、経済、文化等さまざまな観点から学び(知的散歩)、理解する。さらに、現地でのフィールドワーク(身体的散歩)を夏休み中に行うことを予定している。

Key words

中央アジア、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタン


駒場で「食」を考える

全学自由研究ゼミナール
担当教員:渡邊 雄一郎・岡田 晃枝

「食べること」は「生きること」であり、「食」は生活の根幹である。
学びの対象をより身近なものとして認識するために、このゼミではその「食」を採り上げる。身近な「食」を入り口としてさまざまな学問領域を探究すると同時に、国内・国際社会で生じているさまざまな「食」に関する問題を、身近な「食」を通してともに考える。

今期はとくに、ゼミ内で議論を止めることなく、社会に還元できるような現実的な政策提言やプロジェクト立案・運営をすることを目標とする。履修生が設定したテーマに合わせて学内外から専門家を招き、助言や評価をしてもらう予定である。

Key words

食の安全、食の安定供給、フードリテラシー、食文化、食習慣


ソーシャルビジネスの為のプロジェクトマネジメント
―創造的協働に向けたチームビルディング ―

全学体験ゼミナール
担当教員:坂口菊恵

目標

本ゼミでは「社会の現在と未来」を縦断的に考えて実際に行動に移すことを実践してもらいます。大学の授業では“社会のこれまで”を考えることが多いので、その部分は通常の授業とは異なるかもしれません。21世紀のこの先を担う皆さんが、持てるアイディアを実際に行動に移すときに必要な視点・スキル・仲間などを得られればと思います。

概要

近年、世界的に社会問題解決型の事業(ソーシャルビジネス)の隆盛が言われる。これらの事業は、これまで市場原理では回収できず社会問題化した事象や行政課題を、新しいアイデアや技術、あるいはマネタイズの仕方でビジネスとして解決していくものである。日本でも「新しい公共」の流れや、寄付税制の変化、事業型NPOの台頭などもあり、ソーシャルビジネスの流行は見てとれる。これらはSNS等のソーシャルメディアの流行とも相まって、大学生や高校生など若い世代が主体的に事業を起こしていくことも多い。また社会人が仕事をしながら関わっていくことも多いため、「新しい働き方」としても注目されている。

「自転車レーンスタディ・ツアー」提案で最終コンペに優勝し、警視庁交通安全教育センターで自転車講習を体験する学生たち

「自転車レーンスタディ・ツアー」提案で最終コンペに優勝し、提案したツアーの一環である警視庁交通安全教育センターでの自転車講習を体験する学生たち

本ゼミは学生諸君にソーシャルビジネスを実践するために必要な「社会問題の取り出し方」「クリエイティブなチームビルディング」「共感を得ていくマーケティング」などを学んでもらうことを目的としている。また実際のソーシャルビジネスを考えていく過程で、政治・ビジネスなどの方面に応用可能な「ディスカッション」や「プレゼンテーション」スキルを習得させる。

ゼミは文理問わずアシスタントとして大学院生や若手官僚、外資系企業職員などが参加するため、1・2年生諸君にとっては将来の人生設計を考える機会としても利用してもらいたい。特に社会問題や起業といったテーマに興味がない学生にも自分のキャリアに応用可能な学びを提供する予定である。また学期後に有志によるスタディツアーなどの実施も考えている。

Key words

ソーシャルビジネス、社会起業、創造性、公共と民間、チームビルディング、新しい働き方


21 KOMCEEを活用する学生ワーキンググループ

全学体験ゼミナール
担当教員:坂口菊恵

昨年秋に竣工した21 KOMCEEは地下一階がイベントスペースとして設計されており、社会発信力のあるユニークな学生主体イベントの企画と実施が期待されている。しかしながら現状では場所利用のルールについてコンセンサスが確立しておらず、どのような条件であれば使用が認められるのか、どういったイベントが建物の特性を活かした良い企画なのか模索状態であり、有効に活用されているとはいいがたい。

本ゼミでは21 KOMCEEの主にMMホール(地下一階から2階まで吹き抜けのガラス張りのホール)と、場合によっては隣接するオープンスペースアリーナ(自習室的に使われている、大型二面液晶ディスプレイのあるスペース)を舞台に社会発信性のあるイベント企画を持つ学生が集まり、どのような使用ルールを作っていくか、ルールを学生に守らせるにはどのようなどのような仕組みを作って運用していかなければならないか検討する。また各イベント企画を実行することにより、有効活用のノウハウを蓄積し情報共有を行う。

Key words

21 KOMCEE(理想の教育棟)、社会発信、創造性、チームビルディング、学生活動


2012 冬学期

ブランドデザインスタジオ

全学自由研究ゼミナール
担当教員:真船 文隆・原 和之

プログラムについて

『正解のない問いに、共に挑む』教育プログラムです。参加者の皆さんが今後、広く社会一般で活用し得る「共創」の手法を、「21 KOMCEE (理想の教育棟)」を舞台に、東京大学教養学部×博報堂ブランドデザインのコラボレーションにより学んでもらいます。
本プログラムでは参加者の多様性を重視する目的により、参加学生と一定数の社会人参加者が一緒になってプロジェクトチームを結成し、チームでのアイデア創出を行ってもらいます。

今期の授業について

今期のブランドデザインスタジオでは、『新しい2月14日』をテーマに設定します。2月14日(バレンタインデイ)というテーマに対して、各自が新しい2月14日とはどうあるべきかを様々な側面から捉えなおし、アイデアを創出してもらいます。
アイデアの内容は、製品デザイン、サービスから一日の過ごし方まで様々なものが想定されますが、最終的には何らかの形で一般公開をすることを予定しています。

授業の方法

講義などの一方的な知識伝達スタイルではなく、参加者自ら「参加」「体験」し、グループの相互作用の中で何かを学びあい、創出し、合意形成していく「共創」の手法で行います。
具体的には、情報収集の方法、フィールドワークの手法、発想の手法といった様々な思考方法を体験学習出来るとともに、チームワークスキル、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルといった社会一般で必要とされる基礎スキルの習得も行えます。

Key words

共創、ソーシャルブランディングテーマ、課題解決アイデア、コミュニケーション、プレゼンテーション


平和のために東大生ができること
―冷戦を知らない世代が作る軍縮教育モデル

全学自由研究ゼミナール
担当教員:岡田 晃枝

戦争を知らないどころか、核戦争に巻き込まれる危険が真剣に議論されていた冷戦すら過去のものとなってから生まれた世代は、戦争体験や被爆証言をどのように受け継いでゆけばよいのか。特定の国民・民族・個人の歴史証言を記録する意味とは何か。そしてそれは世界の平和に寄与するものたりえるのか。このゼミでは軍縮と平和について、感情論に陥らず、イデオロギー色をできるだけ排して、学び合い、語り合う。

Key words

軍縮、軍備管理、戦争と平和、NPT、CTBT、安全保障


先輩とともに日本の将来について議論する

全学自由研究ゼミナール
担当教員:岡田 晃枝

社会で活躍している卒業生を招き、さまざまな角度から、真剣に日本の将来について学び、議論するゼミ。
今学期は「税と社会保障」をテーマとする。財務省勤務のOB・OGを中心に、関連分野の学外者に参加してもらい、過去と現在を踏まえた上で、将来について大いに討議する。
ただし、予備知識なしに空論を交わすだけの「おしゃべりゼミ」ではない。毎回、相当量の資料を読み込んでくることが必要となるので、それをふまえた上で参加してほしい。


駒場で「食」を考える

全学自由研究ゼミナール
担当教員:渡邊 雄一郎・岡田 晃枝

「食べること」は「生きること」であり、「食」は生活の根幹である。
学びの対象をより身近なものとして認識するために、このゼミではその「食」を採り上げる。身近な「食」を入り口としてさまざまな学問領域を探究すると同時に、国内・国際社会で生じているさまざまな「食」に関する問題を、身近な「食」を通してともに考える。

今期はとくに、ゼミ内で議論を止めることなく、社会に還元できるような現実的な政策提言やプロジェクト立案・運営をすることを目標とする。履修生が設定したテーマに合わせて学内外から専門家を招き、助言や評価をしてもらう予定である。

Key words

食の安全、食の安定供給、フードリテラシー、食文化、食習慣


サステイナビリティ・オランダゼミ:教育と社会システムから

全学体験ゼミナール
担当教員:坂口菊恵

フローニンゲン大学の学生とPolycomを通じてビデオワークショップを行いました。

授業での学習成果をもとに、フローニンゲン大学の学生とPolycomを通じてビデオワークショップを行いました。

オランダは世界に先駆けてソフトドラッグや売買春、安楽死、同姓婚の合法化を行ってきたことで知られるように、寛容さと合理性を尊ぶ精神のもとで、人々が生活上直面する根本的な問題をうまくコントロールすることに成功している。移民を多く受け入れているにもかかわらず失業率は低く、1時間あたりのGDPが世界でもっとも高いとされている。また、十代少女の妊娠率は低く抑えられているにもかかわらず出生率は高い。少子高齢化を見越した経済発展と、多様なライフスタイルを持つ人たちの間での合意形成を可能にする仕組みがうまく機能しているといえる。こうした実情は、先進国を対象としたユニセフによる子どもの幸福度ランキング(2007年)で総合1位を獲得したことに見られるように、国民の生活満足度の高さにあらわれている。

多様な価値観を共存させようとする強い人権意識や、自分の判断にもとづいて自らの健康の責任を持つというオランダ人の特質は、ユニークな教育制度のありかたと少なからず関係していると考えられる。

本ゼミでは、以下のトピックに関して参加者が資料や調査を通じて学び、学習内容をプレゼンし、各トピックの総括としてテレビ会議システムを用いてオランダの学生とディスカッションを行うことにより、現代社会のかかえる問題はなぜ生じるか、その解決や発展のためにどのような工夫をなしうるか学びあう。

1.性、麻薬や安楽死に関する自己決定を可能にしている、幼少期からの教育プログラムの存在と、世界各国での教育事情について学ぶ。
2.経済的な安定と、家庭生活や育児との両立を可能にしてきた中心的な施策がワークシェアリングである。倹約・勤勉で知られ、過去には性別役割分業の傾向も強かったオランダ人がどのような必要性にもとづきワークシェアリングの働き方を受け入れてきたのか、日本に取り入れるとすればどのような点に注意しなければならないか議論する。
3.オランダの多文化主義(柱状社会)の基盤には、多様な宗教や理論にもとづく初等教育の自由度の高さがある。ユニークな理念にもとづいた教育現場のあり方を調べると共に、多文化主義社会の直面している問題について知る。

Key words

性教育、セクシャルマイノリティ、少子高齢化社会、ワークシェアリング、多文化主義、オルターナティブスクール


ソーシャルビジネスの為のプロジェクトマネジメント
―創造的協働に向けたチームビルディング ―

全学体験ゼミナール
担当教員:坂口菊恵

目標

本ゼミでは「社会の現在と未来」を縦断的に考えて実際に行動に移すことを実践してもらいます。大学の授業では“社会のこれまで”を考えることが多いので、その部分は通常の授業とは異なるかもしれません。21世紀のこの先を担う皆さんが、持てるアイディアを実際に行動に移すときに必要な視点・スキル・仲間などを得られればと思います。

概要

近年、世界的に社会問題解決型の事業(ソーシャルビジネス)の隆盛が言われる。これらの事業は、これまで市場原理では回収できず社会問題化した事象や行政課題を、新しいアイデアや技術、あるいはマネタイズの仕方でビジネスとして解決していくものである。日本でも「新しい公共」の流れや、寄付税制の変化、事業型NPOの台頭などもあり、ソーシャルビジネスの流行は見てとれる。これらはSNS等のソーシャルメディアの流行とも相まって、大学生や高校生など若い世代が主体的に事業を起こしていくことも多い。また社会人が仕事をしながら関わっていくことも多いため、「新しい働き方」としても注目されている。

本ゼミは学生にソーシャルビジネスを実践するために必要な「社会問題の取り出し方」「クリエイティブなチームビルディング」「共感を得ていくマーケティング」などを学んでもらうことを目的として、担当者の行っているソーシャルビジネスの形に沿って「社会課題をテーマとしたツアー作り」をチームに分かれて行ってもらう。実際のソーシャルビジネスを考えていく過程で、政治・ビジネスなどの方面に応用可能な「ディスカッション」や「プレゼンテーション」スキルを習得させる。ゼミは文理問わずアシスタントとして大学院生や若手官僚、外資系企業職員などが参加するため、1・2年生諸君にとっては将来の人生設計を考える機会としても利用してもらいたい。特に社会問題や起業といったテーマに興味がない学生にも自分のキャリアに応用可能な学びを提供する予定である。

Key words

ソーシャルビジネス、社会起業、新しい公共、チームビルディング、NPO、新しい働き方