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東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属
教養教育高度化機構初年次教育部門

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PAST CLASSES 2013


2013 夏学期

グローバル時代をどう生きるか:プロフェッショナルが語る新たな可能性

テーマ講義
担当教員:真船 文隆

授業担当:江川雅子(東京大学理事)・真船文隆・岡田晃枝

「グローバルに活躍することを考えない者は、日本の中ですら活躍できない。今はそういう時代だ。」「ごく近い将来、日本の中で就職するにしても、そのポストを外国人を含めた候補者で競うような状況が一般的になるだろう。」これらは昨年度の本授業で講演者が発した言葉である。

東大に入学してきた皆には、グローバル時代を生き抜くのに必要な力を東大に在籍している間に身につけてほしい。そして、「日本」という枠にとらわれず、できるだけ高く、大きく、広いステージにチャレンジしてほしい。そのために、世界を相手に活躍している各界のプロフェッショナルを迎え、キャリアについて、自分について語ってもらうテーマ講義を開講する。国際機関の職員、世界的な企業のリーダー、海外で活躍する研究者など多彩な講 演者を予定している。海外での仕事を目指している学生だけでなく、自分の将来像を模索中の学生にもぜひ履修してもらいたい。将来の選択肢を広げるヒントが必ず見つかるはずだ。

  • 講義内容はこちらのページをご覧下さい。
Key words

グローバル、キャリア、国際機関、国際NGO、留学


ブランドデザインスタジオ7~東京タワーのリブランディング

全学自由研究ゼミナール
担当教員:真船 文隆・原 和之

東京大学×博報堂ブランドデザインスタジオ

東京大学×博報堂ブランドデザインスタジオのサイト

プログラムについて

『正解のない問いに、共に挑む』特別教育プログラムです。参加者の皆さんが今後、広く社会一般で活用し得る「共創」の手法を、「21 KOMCEE (理想の教育棟)」を舞台に、東京大学教養学部×博報堂ブランドデザインのコラボレーションにより学んでもらいます。全回、ワークショップ形式で行われ、現役の広告会社社員、ブランド・コンサルタントがプログラム・デザインおよびファシリテーションを担当します。
本プログラムでは参加者の多様性を重視する目的により、参加学生と一定数の社会人参加者が一緒になってプロジェクトチームを結成し、チームでのアイデア創出を行ってもらうことを予定しています。

今期の授業について

今期のブランドデザインスタジオでは、『東京タワーのリブランディング』をテーマに設定します。
東京スカイツリーが開業し、生活者が『東京タワー』に抱くイメージや期待、『東京タワー』の世の中での立ち位置や存在意義は、変わっていくものと考えられます。参加者のみなさんには、これから『東京タワー』はどうあるべきかを様々な側面から捉えなおし、現場を観察し、多様な情報を統合して分析したうえで、アイデアを創出していただきます。
アイデアの内容は、新たなサービスやキャンペーンから空間開発、周辺環境の開発など様々なものが想定されますが、最終的には何らかの形で一般公開をすることを予定しています。

授業の方法

講義などの一方的な知識伝達スタイルではなく、参加者自ら「参加」「体験」し、グループの相互作用の中で何かを学びあい、創出し、合意形成していく「共創」の手法で行います。
具体的には、情報収集・活用の方法(KJ法等)、フィールドワークの手法(空間観察等)、発想の手法(ブレイン・ストーミング等)といった様々な思考方法を体験学習出来るとともに、チームワークスキル、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルといった社会一般で必要とされる基礎スキルの習得も行えます。

Key words

共創、ブランディング、アイデア、コミュニケーション、プレゼンテーション、ワークショップ


平和のために東大生ができること
―冷戦を知らない世代が作る軍縮教育モデル

全学自由研究ゼミナール
担当教員:岡田 晃枝

戦争を知らないどころか、核戦争に巻き込まれる危険が真剣に議論されていた冷戦すら過去のものとなってから生まれた世代は、戦争体験や被爆証言をどのように受け継いでゆけばよいのか。特定の国民・民族・個人の歴史証言を記録する意味とは何か。そしてそれは世界の平和に寄与するものたりえるのか。このゼミでは軍縮と平和について、感情論に陥らず、イデオロギー色をできるだけ排して、学び合い、語り合う。

Key words

軍縮、軍備管理、戦争と平和、NPT、CTBT、安全保障


2013 冬学期

平和のために東大生ができること
―冷戦を知らない世代が作る軍縮教育モデル

全学自由研究ゼミナール
担当教員:岡田 晃枝

報告書を作成しました(全8ページ)

報告書を作成しました(全8ページ)

戦争を知らないどころか、核戦争に巻き込まれる危険が真剣に議論されていた冷戦すら過去のものとなってから生まれた世代は、戦争体験や被爆証言をどのように受け継いでゆけばよいのか。特定の国民・民族・個人の歴史証言を記録する意味とは何か。そしてそれは世界の平和に寄与するものたりえるのか。このゼミでは軍縮と平和について、感情論に陥らず、イデオロギー色をできるだけ排して、学び合い、語り合う。

今学期はとくに、平和構築や国際貢献に直接的/間接的に関わる研究や仕事について広く知ってもらい、履修生各自のキャリアパスとそれらがどう関わるかを考えてもらうことに重点を置く。マネーロンダリングや麻薬の問題に対処している人や、科学技術を通じて国際貢献をしている人をはじめ、幅広い分野のゲストを予定している。また、履修生と相談の上、フィールドワークを行う予定である。

Key words

軍縮、軍備管理、戦争と平和、平和構築、国際貢献、安全保障


先輩とともに日本の将来について議論する

全学自由研究ゼミナール
担当教員:岡田 晃枝

社会で活躍している卒業生を招き、さまざまな角度から、真剣に日本の将来について学び、議論するゼミ。
今学期は、昨年度冬学期に引き続き、財務省の協力を得て、税や社会保障に関するテーマを取り上げる。
財務省含め学内外から多彩なゲストスピーカーを招いて、学術的/実務的な関心に応えられるようにするとともに、複数回のフィールドワークを行い、税や社会保障に関する仕事が行われている現場を見学・体験してもらう予定である。

Key words

財務省、税、社会保障


駒場で「食」を考える

全学自由研究ゼミナール
担当教員:渡邊 雄一郎・岡田 晃枝

「食べること」は「生きること」であり、「食」は生活の根幹である。
学びの対象をより身近なものとして認識するために、このゼミではその「食」を採り上げる。身近な「食」を入り口としてさまざまな学問領域を探究すると同時に、国内・国際社会で生じているさまざまな「食」に関する問題を、身近な「食」を通してともに考える。
テーマにそった学内外のゲストを招いて知見を深めるほか、フィールドワークでの体験を通じた探求をしてもらう予定である。

Key words

食の安全、食の安定供給、フードリテラシー、食文化、食習慣


サステイナビリティゼミ3:ワークライフバランス・ワークシェアリングをめぐる施策と現状

全学体験ゼミナール
担当教員:坂口菊恵・瀬地山 角

報告書を作成しました

報告書を作成しました(全8ページ)

日本の社会において少子化が問題とされ、対策の必要性が認識されて久しいが、各生活者にとって十分な成果をあげてきたとは言えない現状にある。なかでもワークライフバランス・ワークシェアリングをめざす取り組みは、さまざまなライフスタイルを持つ人々の労働権を守るために必要であるのみならず、社会全体の経済活性化や人材活用のために急務であるとして話題にのぼることが多くなっている。

本ゼミでは子育て世代の当事者と、彼らをサポートするサービス提供者・施策立案者それぞれのかかえている問題を浮き彫りにし、どのように調整することで効果的に成果をあげることができるか考えていく。

ゲストスピーカー(官・民の子育て当事者および施策担当者、NPO経験者)との交流やフィールドワーク(保育園、バリアフリー支援室など)を通じ、学生が実地の現状を間接的に経験し、正解の出ていない問いに対しどのようなアクションをとりうるか検討する機会とする。

Key words

少子化対策、ワークライフバランス、ワークシェアリング


ソーシャルビジネスの為のプロジェクトマネジメント
―創造的協働に向けたチームビルディング ―

全学体験ゼミナール
担当教員:坂口菊恵

目標

報告書を作成しました(全8ページ)

報告書を作成しました(全8ページ)

本ゼミでは「社会の現在と未来」を縦断的に考えて実際に行動に移すことを実践してもらう。大学の授業では“社会のこれまで”を考えることが多いが、その部分では本授業は通常の授業とは異なるかもしれない。21世紀のこの先を担う学生諸君が、持てるアイディアを実際に行動に移すときに必要な視点・スキル・ 仲間などを得られることを目標とする。

概要

近年、世界的に社会問題解決型の事業(ソーシャルビジネス)の隆盛が言われる。これらの事業は、これまで市場原理では回収できず社会問題化した事象や行政課題を、新しいアイデアや技術、あるいはマネタイズの仕方でビジネスとして解決していくものである。日本でも「新しい公共」の流れや、寄付税制の変化、事業型NPOの台頭などもあり、ソーシャルビジネスの流行は見てとれる。これらはSNS等のソーシャルメディアの流行とも相まって、大学生や高校生など若い世代が主体的に事業を起こしていくことも多い。また社会人が仕事をしながら関わっていくことも多いため、「新しい働き方」としても注目されている。

本ゼミは学生にソーシャルビジネスを実践するために必要な「社会問題の取り出し方」「クリエイティブなチームビルディング」「共感を得ていくマーケティング」などを学んでもらうことを目的としている。また実際のソーシャルビジネスを考えていく過程で、政治・ビジネスなどの方面に応用可能な「ディスカッション」や「プレゼンテーション」スキルを習得させる。

Key words

ソーシャルビジネス、社会起業、創造性、公共と民間、チームビルディング、新しい働き方