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東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属
教養教育高度化機構初年次教育部門

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2017.03.24『科学の技法: 東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト』

カテゴリー:PUBLICATION


東京大学出版会  全240ページ  本体2,500円
「初年次ゼミナール理科」の内容が書籍になりました。学生・教員・一般向け。理系アクティブラーニングに役立つ基礎編、各教員の工夫や授業構成・学生の成果物
や雰囲気を感じ取ることのできる実践編、『知の技法』のようなエッセイ形式で研究の世界を伝える発展編、の3部構成です。
図版も豊富に掲載。実践編はカラー印刷となっており、学生の活き活きとした様子を実感していただけます。

はじめに

基礎編 サイエンティフィック・スキルを身につける

  1. 1 アカデミックな知の現場へ――大学での学びとは
  2. 2 研究のプロセス
  3. 3 研究倫理
  4. 4 学術論文の種類と構成
  5. 5 文献検索
  6. 6 グループワーク
  7. 7 プレゼンテーション
  8. 8 レポート
  9. 9 文献の引用
  10. 10 ピアレビュー

実践編 実録!初年次ゼミナール理科

授業のパターン
問題発見・解決型

1 社会問題解決策のデザイン――社会技術とイノベーション(小松崎俊作)
2 私たちの身近にあるタンパク質を科学する(高橋伸一郎ほか)
3 老化のメカニズムに迫る――アンチエイジングは可能か? (江頭正人)

ものづくり

4 建築の可能性(川添善行)
5 体験的ものづくり学:3Dプリンタによるコマづくり(三村秀和ほか)
6 レアメタル製品化プロジェクト(岡部 徹)
7 数学・物理をプログラミングで考える(田浦健次朗)
8 機械学習入門(杉山 将・佐藤一誠)
9 知能ロボット入門(新山龍馬・高畑智之)

データ解析型

10 スポーツや音楽演奏のスキルと熟達化について考える(工藤和俊)
11 地震・火山の分布と地形・地質情報から観る日本列島の姿(市原美恵ほか)
12 身近な物理でサイエンス(松本 悠・田上 遼)

論文読解・演習型

13 ミクロの生命現象を可視化する(永田宏次・木下滋晴)
14 薬学における生物学の役割と貢献(八代田英樹ほか)

フィールドワーク型
「初年次ゼミナール理科」授業一覧

発展編 研究の世界へ

1 性差は科学できるか(坂口菊恵)
2 発生学と再生医学(栗原裕基)
3 身近なところに隠れている大発見:クワガタムシの隠蔽種と菌囊(久保田耕平)
4 寄生虫とのつきあい方(後藤康之)
5 ヒトが光合成できるようになるには(増田 建)
6 始原の微生物代謝を垣間見る(石井正治)
7 酒になれなかった水のはなし(北條博彦)
8 時空のさざ波,重力波をとらえる(大橋正健)
9 物理学を例にとって考える「研究する意味」(長谷川修司)

あとがき

2017.03.01日本経済新聞で初年次ゼミナールが紹介されました

カテゴリー:PRESS

2017年3月1日付の日本経済新聞の記事「学ぶ意欲、入学直後に定着ー大学は「遊ぶ場所」じゃないー」に、「東大:1年生でゼミ」として、初年次ゼミナールの取り組みが紹介されました。